2012年4月7日土曜日

鮨はすごい

このまえantiVJ(ベルギー人とフランス人)が来た時に、「ジョン前田の本で読んだんだけど、日本にはシェフがお客さんの顔色を見てその人にあった料理を出す店があるというのは本当か」って言ってた。それはきっと高級鮨屋のことに違いない。


先日、白金のおすしやさん「鮨心」に連れて行って頂いた。回ってないお鮨を食べるなんていつぶりだろうか..........

大将は若いのによく気がついて、おつまみも握りもとってもおいしかった。



大将はめちゃくちゃいそがしくて、寝る暇もないけど仕事が楽しくてたまらないそうだ。

お鮨屋さんの大将のタスクは
【開店前】
・市場に行って季節のおいしい魚を仕入れる
・下ごしらえする

【開店】
ランチ:
・お鮨を握る
・料理をする
・お客さんと喋る


ディナー:
・お鮨を握る
・おつまみを作る
・お客さんに気を使う
・お客さんの喜びそうなものを作る
・お客さんといろんなジャンルの会話をする(ので流行や政治とかも知らなくちゃならない)


【いつも】
・お店をトータルディレクションする

などなど、スーパー人間じゃなければできない。
いままで「すしざんまいでも充分おいしいのに、なんで2万も3万もする寿司屋があるんだろう」と思っていたけど、細やかな気遣いの料理の味がおいしいのはもちろん、さらにもてなしとかも学べる体験にお金を払うんだろう。わたしはやたらと海外に行きたがる癖があるが、こんなにおいしいものが食べれるのは日本だけだろうし、それならずっと日本に住んでてもいいすらと思った。鮨はすごい。



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