2008年12月3日水曜日

ハートを素手でつかむ

ミランダ・ジュライの横浜トリエンナーレの作品が素晴らしかったのでもう1回行こうと思ったらもう終わってた。トリエンナーレとか、1年くらい(なんなら3年)やってほしい。

細い通路にミランダの書いたメッセージが書いてある。「あなたはいつのまにかこの通路にはいっています」「もう二度とここから出られません。あなたが幼いころ描いた夢は絶対にかなえられません。こんな狭い通路で一体何ができるでしょう?」と、死にたくなってくるようなお言葉がガツンガツンと投げられる。生まれてすみません!死にます!でもこんな通路では死ぬことすらままならない。

しかし、狭い狭い通路を進むうちに、なんだか自分の心境に変化が。人生の疑似体験っていうの?洗脳テープに似ているが、ミランダのはよりバカバカしくって、笑えると当時に心に刺さる。不特定多数の人のハートを素手でつかむのって、どうやるのかな。自分の心の奥底に沈みこんだ先に他者がいるのかな。

これはそこから出た時、明らかに通路に入る前とは違う人間になっている類のもの。ミランダにブレインウォッシュされるなら本望だよ!!またどっかでやらないかな。

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