2008年9月3日水曜日

映画「崖の上のポニョ」


奈良県天理市内のイチゴ畑で発見された「ポニョ」だそうだ。


映画「崖の上のポニョ」をけっこう前にみてきた。賛否両論あるみたいだが私は1時間40分の上映時間のうち、軽く1時間くらいは泣いてたね!!

といっても話の筋に感動したんじゃなくて、主人公のこどもらがあまりにも活き活きとしているので自分が子供だった頃を強制的に思いださせられたからなんです。

この映画で象徴的なのが大人の男の不在で、子供と女と老人とモノノケしか出てこない。ストーリーとしては宮崎アニメに誰もが求めるヒロイックな盛り上がりがなく、なし崩し的に進んでいくので物足りないという意見があるのはわかる。宮崎駿自身もNHKのドキュメンタリーで「話が作れない」とものすごく悩んでいたそうだし。

でも、だからこそ宮崎駿が伝えたいと思っているメッセージがむきだしになっていて、ものすごくストレートに伝わってくる気がした。母と子とか、親同士の契約、つまり婚姻的なものとか、人は老人になるにつれて子供に帰って行くのだなとか。そのむきだし加減に涙があふれてとまらなくなって困った。

いっぽう、一緒に行った人は寝てました。そういう時って明かりがついてからどうしていいか困るものだ(よくある)。

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